エリオット波動とはチャート上で上昇5波・下降3波からなる法則のことをいいます。上昇5波・下降3波とはチャートを見たときに上昇傾向であれば、第1波が上げ、第2波が下げ、第3波が上げ、第4波が下げの後に最後の第5波が大きな上げとなり、その後、下降傾向に変わり、第1波が下げ、第2波が上げ、第3波が下げになります。

FXの場合は通貨ペアのどちらかが上昇すれば、他方は下降します。すなわり、上昇5波・下降3波があれば、逆である下降5波・上昇3波も成り立ちます。

上昇5波はそれぞれ違った特徴があります。
第1波はゆるやかな動きで、徐々に上昇傾向になっていきます。
第2波は第1波の上昇分を打ち消す程度の強い下降になり、売買高が低下することで下降トレンドが収束していきます。第1波の上昇を打ち消して、それ以上下降することはありません。

第3波は上昇5波のうちで最大値幅になることが多く、完全な上昇トレンドではなく、上昇、下降を繰り返しながら上昇する傾向があります。第3波といっても、一つの波ではないことがあります。この複数の波をエクステンション(延長)と呼んでいます。第1波と第5波の上昇の時間より短くなることはありません。

第4波は乱高下が続く複雑な動きで、高値持ち合いに近い状態です。乱高下はしますが、第1波の波の頂点を下回ることはありません。
上昇5波は今までの波よりは短時間で急激に上昇します。

エリオット波動の手法は短期でも長期でも法則が成り立ちます。上昇5波の特徴を理解してチャートを見てみると、エリオット波動のトレンドを発見することができます。

FXでエリオット波動の使い方としては、上昇5波のうち第3波から第4波に変化しているところであれば、今後、急上昇する可能性が高いので買いの機会となります。

第5波の傾向がみられた場合に上昇傾向から下降傾向になりつつあるところが売りのタイミングになります。

上昇5波・下降3波の逆である下降5波・上昇3波もあります。下降5波・上昇3波であれば、上昇5波・下降3波の買いのタイミングが売りに、売りのタイミングが買いになります。

FXの経験が浅い人にはチャートからエリオット波動を見つけるのは、大変だと思います。特に時間軸がはっきりしていないので、長い周期か短い周期か判断するのも難しいです。

 

しかし、FXの取引をしているうちに上昇傾向と下降傾向のパターンがわかってきて、チャートの動きをじっくり見られるようになります。そうすると、エリオット波動が見えてきて、買いと売りのタイミングがわかってきます。