一目均衡一目均衡表はFXのチャート分析でよく使用されています。これは、一目山人(株式評論家である細田悟一氏のペンネーム)が戦前に発表したテクニカル指標です。ローソク足と同じ日本人が考案した分析ツールですが、今では世界中の投資家が好んで使用しています。

 

一目均衡表の基本的な考え方を一言で表すと「時間論」です。つまり、FXの相場は時間に影響されて動いているということになります。FXのチャートは縦軸にレート、横軸に時間が表示されていますが、現在のレートは過去の値動きの影響を受けていて、そしてそこから未来の値動きに影響を与えます。

このような時間の流れとレートの関係をわかりやすく体系化したのが一目均衡表という分析ツールです。過去から未来を知るというのは他の分析ツールには無い特徴だと言えるでしょう。

 

ここから一目均衡表の見方とおすすめの設定を説明していきます。まず、一目均衡表は「転換線」「遅行線」「基準線」「雲」という4つのパーツで成り立っています。

一般的に、転換線は過去9日間の高値と安値の中間値、遅行線は現在のチャートを26日分前にずらした線、基準線は過去26日の高値と安値の中間値、雲は先行スパン1と先行スパン2に囲まれた領域です。因みに先行スパン1は当日の基準線と転換線の平均値を26日先にずらしたもの、先行スパン2は過去52日の高値と安値の平均値を26日先にずらしたものです。

「何日間ずらす」とか「何日間での平均をとるのか」というパラメータの設定はチャートソフトで自由にできますが、おすすめは上記で紹介した基本のパラメータです。

 

特に、相場を見方がよくわからない初心者のうちはこのパラメータを使って試行錯誤すると良いでしょう。慣れてきたら今の相場の状況に合わせて数値を変えていきましょう。次に見方ですが、買いシグナルは為替レートが転換線を下から上に抜けた時、基準線と転換線が右肩上がりになった時に出ます。売りシグナルはこれの逆の状況で出ます。

 

また、雲は強力は抵抗帯になりやすいので、シグナルが出ても雲がすぐ上にあるときは買いを控える、雲がすぐ下にあるときは売りを控えるといったことをすると余計な負けトレードを減らせるでしょう。雲をブレイクしてからその方向に乗るのでも十分です。まとめると、FXトレードで一目均衡表を使う手法は、基準線と転換線の傾き、為替レートの位置、雲の位置に着目して売買判断を行うことになります。