FXではあまり使われない新値足ですが、日本では古くから利用されていた手法です。特徴は、主に中長期のトレンドを知るためにあります。ところで、新値という言葉の意味がよくわからない人もいると思いますので、最初に説明してみたいと思います。

以下は、FXばかりでなく相場全般にいえることですが、相場は上がったり下がったりするものです。そして、後から見るとわかるのですが、一定期間上昇トレンドが続くと、反転して、また一定期間下降トレンドが続きます。例えば、上昇トレンドにある時、直前の高値を上回った値がついたとしましょう。

これを、新値(新高値)がついたといいます。下降トレンドの時には、直近の安値を下回った値がついた時に新値(新安値)がついたといいます。

FXの新値足のかきかたは、概ね次のようになります。例えば、USD/JPYの通貨ペアの新値足をかくとしましょう。普通は日足を基準としますので、FXでしたら清算値をつかいます。

まず、最初にある時点を出発点とします。そのときのレートが102.95、次の日が103.44、順に103.51、103.65、102.99、102.87とつづいたとします。基準とした日からの3日間は上昇していますので、方眼紙の縦に清算値をとって横に幅を持たせて102.95と103.44の長方形を白抜きで描き入れます。次の3日分も横にづらして描き入れます。そうしますと3本の陽線(白抜きの長方形)ができあがります。

しかし、次の102.99は直近の高値である103.65を上回っていませんので新値(新高値)ではありません。そして、その次の日の102.87も新値(新高値)ではありません。ここで、下降してきていますが、どこでトレンドが変わったか判断するのでしょうか。

それは、基準を別に定めるのですが、ここでは、直近の3本の陽線を下回った時としましょう。102.99が3本前の陽線の下辺ですから、102.87は、これを切ってきています。

そして、ここでトレンドが変わったと判断します。そこで、今度は、103.51と102.87で陰線(黒塗りの長方形)を描き入れます。この例では、続いて、101.39、101.52、101.21となりますが、新値(新安値)は101.39と101.21ですから、この時にも陰線を描き入れます。

言葉での説明はわかりにくいと思いますが、以上が新値3本足の描きかたです。見方は簡単で、陽線が続いている時には上昇トレンドで、陰線に変わってそれが続いている間は下降トレンドであると判断します。トレンドの転換は後になってわかるのですが、一定期間トレンドが続くような曲面では、新値足は有効な手法です。